2011年4月30日土曜日

志ら露 ひや (熊本みやげ)

黒川温泉の真ん中にある酒屋「後藤商店」。
お土産にと送ってもらった清酒は「ひや」の二文字が大きく踊る。今年初の夏日もあったことだしと、開けることにする。
「氷を入れて溶けないうちに呑む」と書いてあるけど、チョット無理だから、冷蔵庫で冷やして呑む。 
冷やでも感じる濃厚な旨口だが、重くどんよりしていて、懐かしい清酒の味である。アルコール度数も19-20度と高め。
ジョグ4.8km、31'50" (夜走ると気持ちいい季節になってきた)

復興支援ツー (那珂湊 おさかな市場)

昨日のニュースで、津波で休業していた那珂湊の「おさかな市場」が再開と聞いたので、幾らかでも支援になればと、買出しツーに出かける。
常磐道は広野から常磐富岡までは通行止だし、観光するところもないだからだろう、中央や東名の渋滞とは無縁の交通量の少なさ。 ひたちなかICで下りて、R245を南下、交通止めの『湊大橋』を避ける形でK6を進むとすぐに、市場だ。連休中は渋滞するこの道スムース、相変わらず路上駐車は多いが、無料駐車場にすんなり駐車できるほどの少なさ。
人通りも品揃えも少なく、ちょっと寂しいけれど、茨城といえば、のヒラメを購入、その場で五枚に下ろしてもらう。 
サンマの味醂干は復興キャンペーンで10枚800円の」特価、おばちゃんに載せられて購入。くるくる回る一夜干し機が目印のイカの一夜干し、メロの醤油漬け、おなじみのかねふく明太子など、どっさりと買って帰る。
帰りには、K6とR245の交差点付近で見つけた、芋オブジェに立ち寄る。明治30年創業というから114年の歴史のある干し芋の老舗大丸屋。広い駐車場の奥には芋乾燥場。オブジェの横にはこれまた広い直売所。種類の多さにびっくり、干し芋は結構高いものだが、お買い得の3パック物を買う、ここひたちなかは全国シェア8割というから、干し芋のほんばである。芋オブジェにも納得。

走行距離 221.9km
ジョグ 4.8km 31'54"(昨日よりは楽、タイムは同じなのはなぜ?)

2011年4月28日木曜日

餃子は一龍 (北小金で食べる)

北小金に旨い餃子があるという。 木曜日に6時過ぎでもう店内いっぱいとは驚いた。 
この餃子は大きので有名、普通の餃子を5つに、梅、しそ、イカを頼む。しっかり味付けされてた餡には歯ごたえを残したキャベツがぎっしり。皮は薄いから、一層餡が強調される。 
餃子と言えばビールだが、これはむしろご飯のおかずだ。味が濃いから食べて飲むにはちょっと辛い、食べ盛りが餃子でメシをかっこむのが似合う。近所にあればランチ時は繁盛するだろうが、飲み屋としては使いづらい。
ジョグ 4.8km, 31'51" ヘトヘトで走るがタイムはいつもと同じなのが不思議。

2011年4月27日水曜日

桂文楽のちょっと粋な話

文楽、志ん生は昭和の二大名人。それぞれ八代目と六代目。時計のように正確で、少数のネタを磨いた文楽、自由闊達な志ん生、と高座も生き方も対照的に語られるが、文楽のラジオ番組の録音を聞いて、洒脱で軽い所もあるのだとびっくりした記憶がある。
未だに文楽といえば八代目と言われるのだから、九代目はさぞやりにくいだろう。そんな九代目が『週刊実話』に連載した短文をまとめた物。
軽くて短くて、あっさりしているのは週刊誌連載だからだろう。頭を使わず、気楽にサラッと読めることに徹しただけあって、内容もあっさり。懐かしい昔の思い出、誰にも迷惑のかからないいい話、苦労話も修行の辛さもホンワカと語られるから、臨場感も緊迫感もない。
修行の辛さや、恨みつらみ、文楽をついでの苦労には、妬みやそねみもあるだろうから、グイグイと抉っていたら読み応えも、さすが九代目ということにもなっただろうに。 ★(あっさり読めて、それだけ)

2011年4月26日火曜日

チョウウンデイ (韓国みやげ)

馬山は酒の町でもあるらしい。たまたま釜山空港のセブンイレブンで買った焼酎は馬山の舞鶴(Muhak) 酒造製造の「좋은 데이 チョウウンデイ」つまりGood Day。慶尚南道でのシェアはナンバーワン、かな。
韓国の他の焼酎と同じように、爽やか、後味すっきり、甘い。 

2011年4月25日月曜日

ホヤキムチ (韓国みやげ)

ホヤは、ここ昌原でも、近くの釜山でも山のように積み上げて、おばさんが捌いてむき身にしているから、日本よりもよく食べるのだろう。
日持ちがするだろうからと、昌原のロッテマートで買ってきた「ホヤのキムチ」。蓋をあけると、ホヤの海の香りがドバっと広がり、後からキムチがじんわり香ってくる。
歯ごたえがありながら柔らかい、コリコリ、ヌルヌルのホヤの感触と海の香りが口中にあふれて、キムチの辛味が引き締める。 C1との相性も抜群だし、ご飯のおかずにも最高。 ホヤは刻んだりしてないから、まるごと旨みを楽しめるのもいい。
ジョグ 4.8km、31'54"

2011年4月24日日曜日

閃光 (永瀬隼介)

ラーメン屋店主が殺される。定年間際の滝口は被害者の名前を聞いて強引に捜査メンバに入る。相方になったのは所轄の若い刑事だ。
滝口が新人の時に担当した迷宮入り三億円事件の容疑者だったが、逮捕できずのまま時効となって事件だ。事件が迷宮入りとなった理由を滝口は知っていて、定年前に蓋をした事件の真相を表にだそうとするのだ。 捜査が進むにつれて、事件の闇に幹部も気がつく、つまり今回も蓋をしようとするのだ。
捜査をすすめる滝口は相方共々、本部勤務を外されるが、当時の事件の容疑者は次々に殺されていく。
明らかにされる事件の準備と犯行の描写は迫力があり引き込まれる。滝口を妨害しようとする警視庁、逃げる事件の犯人、徐々に真相に迫る滝口。
事件の迫力と、捜査の力が拮抗し、グイグイと物語を引っ張る。 ★★★
ジョグ4.8km 31'31"

2011年4月23日土曜日

満月男の優雅な遍歴 (永倉万治)

満月男は、「みつお」と読む、満月の日に生まれたからだ。親の遺産での不動産業は、親の代から煎る番頭と経理の女性にまかっせきり。金も時間もあって、様子が良いという、羨ましい生活。彼の趣味は女遍歴。
満月男は軽くて、楽しくて、でも、自分で言うほどにはうまくいかないことも多く、しんみりとすることもある。過激な表現はないから、くつろいでのんびりと読むに限る。
亡くなって10年も経っていたとは知らなかった。 もっとたくさん書き続けてほしかった。 読んで楽しくなった。 ★★

2011年4月22日金曜日

大凧 (湯島でおでん)

駐車場の裏手の分かりにくいとことにひっそりある『大凧』。 大凧が看板。ビルの1階と2階、あわせても20席くらいの小さな店だが、おでんは旨い。
つまみと酒も揃っているから、つまみとおでんでちびちび酒を呑むのがいい。 

2011年4月21日木曜日

小倉屋山本 えびすめ (大阪みやげ)

大阪は昆布が有名ということだから、阪急デパートで買ってきた『えびすめ』。たくさんの種類、たくさんの店があり、どれがいいのかもわからず。阪急にある、というだけで選んだ。
昆布の佃煮は今までも色々食べてきたけれど、いい印象はない。しょっぱかったり、甘かったり、ベタベタしていて、一袋食べきるることができずに、刻んで炒め物の味付けにして始末するのが普通だった。
ところが、これは全く違う。肉厚で上品に粉を吹いた昆布。醤油の味ではない昆布の旨みがぎっしりで、噛むと柔らかく、しっとりと歯ごたえがあり、じんわりと味が染み出してくる。贅沢なご飯のおかずだ。酒を呑んでもよさそうだ。
小倉屋山本は160年の歴史のある山崎豊子の実家、生家をモデルにした「暖簾」も読んでみよう。

2011年4月20日水曜日

青雲遥かに 大内俊介の生涯 (佐藤雅美)

大内俊介は学問で身を立てるべく、仙台藩から学問所に入塾する。全国から秀才が集まる学問所には、研鑽して出世するものあれば、才能の限界を感じて挫折、大量する人間も多い。
大都会には、誘惑も多い。俊介は定見を持てず、学問にも悩み、周りの人間に踊らされる日々を送る。
結果としての勘当と、退塾、居酒屋の親父として鬱々とした日々に転機が訪れるのは幕末。咸臨丸の乗り手としての航海と初めてのアメリカ。が、物語は突然終わる。日本人船長として初めてのアメリカ航路に出向くのは、俊介の孫、死に際の父、すなわち俊介の子から、咸臨丸以降の生涯が簡単に語られるだけ。
人に流される前半、咸臨丸で航海に人生を発見して、面白くなりそうだ、というときに唐突に終わる組み立て。 長いだけが価値。 ★(暇なら読んでも)
久しぶりのジョグ。 4.8k 31'28"

2011年4月19日火曜日

みんな家族

昭和最後の日を静かに迎えた昭範と初美、感慨深く昭和を思い起こす喜久雄を早苗、普段どおりの風雄と速男。彼らはみな親戚である。
喜久雄が16歳の夏から物語が始まる。明治44年生まれの喜久雄は豪農の長男で前途洋々な中学生であった。初美の祖父は軍人と電気技師で、どちらも中流以上の家庭であった。
昭雄と初美につながる4家族の昭和の生活を描く。昭和初期には明るい未来が待っているように思えたのに、急速に軍事国家へと変わっていく。普通に生活していた家族が戦争に巻き込まれていく中で、喜久雄は没落した生家の大家族を養うために必死で働く。人間があっという間に死んでしまう、豊かだった生活が貧乏に反転する。昭和の初期から戦後直ぐまではそんな時代だった。それが、終戦後10年経ってから急速に発展、みなが豊かになっていく。
時代の風俗や出来事を巧みに入込み、昭和を普通の人間の目を通して追体験できる。 定価1,762円/★★★☆

2011年4月16日土曜日

釜山2泊3日

久しぶりに成田から出発。 朝のラッシュのはずだが、地震と原発のためかラウンジはいつもより空いている。
「甲州 酵母の泡」で、ラウンジで出発を待つ。甲州のすっきりとした辛口の旨みがスパークリングワインに生かされている、少し甘いが、満足。マンズワインの高い技術が実現したのだろう、値段も手頃なようだから、一本買ってみよう。
アナウンスにつられて外をみると、天気が割ると諦めていたきれいな富士山が見える。
近距離で出されるご当地弁当を食べて、ウトウトしているとすぐに着いてしまう。距離も鹿児島と同じくらいなのだろうから、あたりまえだが、釜山までは本当に近い。時差もないし、終末ぶらりとくるのにも最適だ。福岡あたりだと、近すぎで帰って行きたくないのかも知れないが。

2011年4月15日金曜日

神名備 (道灌山下 ラーメン)

不忍通り「道灌山下」には有名なラーメン屋が密集。 つけ麺の「TETSU」、札幌ラーメンといえば「えぞ菊」、そして「神名備」。
2時30分過ぎ、TETSUの行列を横目に神名備に。元気が良く明るい接客は気持ちがいいけど、店内にはだれもいない。
じっくりメニューを吟味して注文は塩大盛り。固めの麺が小さめの丼にぎっしり。大きなチャーシューともやしとネギも。
濃厚なスープは良い香りで、のどごしはさっぱり感じるほど。しゃっきりのもやしが旨い。 スープをゴクリ、麺をズルリと食べ進んで、チャーシュはホロホロ柔らかだが、しっかり味が乗っている。旨い!
今度は酸辣湯を食べてみよう。
帰りにえぞ菊をのぞいたら、17日で閉店とのこと。ここには来たことがないけれど、早稲田店にはよく通った、塩ラーメンの旨さを知ったのもここ。この20年のラーメンの進化が、うまいラーメンが普通にしてしまったのだろう。時代の移り変わりは寂しいね。 早稲田のヤングラーメン大盛り、なんて未だあるのだろうか?
ジョグ 4.8k 32'38"

2011年4月14日木曜日

はれま ちりめん山椒 (京都土産)

ちりめん山椒は、佃煮と同じようにどこにでもある普通の惣菜と思っていた。 しょっぱすぎたり、甘過ぎたり、山椒が少ないのも、安い惣菜なら仕方ない、と思っていた。
実はこれは大間違い、上七軒の料理人の『晴間保雄』がお土産として作ったのが最初、保雄が病となり、生活に困った晴間家が売りだしたのは、35年前。 「はれま」は晴間さんが由来とも初めて知った次第。
オリジナルはさすがいに旨い。コリコリ感を残して柔らかく炊いたジャコを噛みしめると、海の香りと旨みがじわっと染み出す、山椒の実がピリっと旨みと閉じ込めて、口中をさっぱりさせる。薄味の中に旨みが凝縮されているから、ご飯のおかずにも、酒の肴にも最高。

2011年4月13日水曜日

馬刺しせんべい (熊本土産)

馬刺しとえば、東京では森下の「みの家」、吉原の「中江」でさくら鍋と一緒にというのが普通かな。信州では肉屋で売っているし、松本には馬肉料理の名店もある。
熊本でも有名とは知らなかった。これは、ただし、本物の馬刺しではなく、せんべい。赤身が普通と思うけど、刺しの入ったウマそうな馬刺しの写真がパッケージである。
エビせん風が二枚入。醤油味がツーン、旨みがじんわり、パリパリ噛みしめると、紅しょうがの香りがふんわり後を引く味。 馬刺しのネットリ感はないけれど、これは旨いぞ。

2011年4月12日火曜日

イレギュラー (三羽省吾)

蜷谷村の住民は、水害で村が流され全員で避難所生活を送っている。唯一の高校、蜷高の野球部は練習場所も見つからず、夏の甲子園の予選出場も難しい。素質だけは超高校級というバッテリーの「コーキ」と「モウ」も、ナンパと喧嘩で鬱屈している。と、避難先の町にある甲子園出場のK高からグラウンド提供の申し入れ。 反発していた両チームも村民も、甲子園出場を夢見て練習再開。可愛らしいマネージャ、両校監督の因縁話、貧しさ故の事件と問題は続出。蜷高は甲子園に行くことができるのか。
漫画のような展開、分かりやすくてくっきりしたキャラクター設定。イキイキとした会話と、映画を見ているような展開。「コーキ」の熱血とズッコケ、琴の明るさ、陰のある監督。ガンバレ蜷高、ふんばれコーキと力を込めてイッキ読み。

2011年4月11日月曜日

楽園 (宮部みゆき)

ライターの前畑滋子は、事故で亡くした息子の絵を調べて欲しいという依頼を受け、子殺しの真相に迫っていく。
絵の背景を探る調査は、子殺しの真相を解き明かすことに変わっていく。滋子の行動にグイグイと引っ張られて、一気に読んでしまう。が、終わってみると、そうだったのか、という納得感がない。 題名の楽園というのは何だったのか、子殺しの親と残された娘は真相を知ってどうなるのか、きっかけとなった男とその母親は同折り合いをつけるのか。いくつもの?と中途半端感がのこる。 
有名は『模倣犯』の続編ということ。こちらも読んでみよう。

2011年4月10日日曜日

C1焼酎 (韓国みやげ)

ソウルで焼酎といえば『チャスミル』有名な眞露が作っている酒だ。今日飲んだのは『C1』、プサンでは一般的ということだ。どちらも希釈式焼酎、つまり連続蒸留で作った高アルコールの原酒を水で割ったものだ。芋焼酎のような単式蒸留の乙類焼酎とは違い、甲類焼酎と同じ。
Clean #1からC1と名付けただけあって、雑味がなく、すっきり。砂糖を添加しているのだろう、ほんのりの甘味が飲みやすさをさらに引き立てる。音響と同じ周波数の振動を与えるのが、円やかさを作っているということで、ラベルにも音符マークが付いている。冷やして飲むからさっぱりとした味わいが引き立つようだ。刺激の強い韓国料理が欲しくなる。
これはおなじみの緑瓶でなく、透明なペットボトル、軽くて持ち運びに便利。
満開の桜を見ながらブラブラ歩く。 花見は自粛で人も少ないが、桜は昨日の強風にも耐え、満開。夜だからうすいピンクが引き立って大変綺麗であった。

2011年4月9日土曜日

蟹喰い処 蟹工船 蟹すし

柏高島屋で北海道物産展をやっている。地下二階の狭いところに店がぎっしり。 
北海道といえば蟹、蟹といえば北海道というくらい、切っても切れない関係だから、追加ってしまったかに寿司。
蟹フレークの太巻き寿司と押しずしがセットになっている。蟹は食べるのが面倒くさいけれど、寿司だと楽でいいね。 
手間のかからないけど、フレークはカニ身から旨みがぎっしり溢れ出るということはなくて、味もお手軽、ちょいと薄味なのが残念かな。

2011年4月8日金曜日

MYSORE PAK (マイソールパク インド土産)

おみやげに貰った南西インドのお菓子「マイソールパク」。地震で故郷のバンガロールに帰っていた同僚が買ってきてくれた。
昔、マイソール王国の王宮の料理人が考案した菓子は、名前も「マイソールのごちそう」。ネットリして、油っこくて、そしてとことん甘い。一切れが5cmx3cm厚みも1cmくらいあるから、一つ食べるとたっぷり旨い。

2011年4月7日木曜日

完本・突飛な芸人伝

「芸人は貧乏で、いい加減で、社会の常識とは違う生き方をしている人たちだ」とは、全く都市伝説だ。 税金も払うし、マンションに住んで、クルマもあって、普通に生活している芸人のほうがよっぽど多いはずだ。特に最近は落語家も大卒が普通になってきているから、常識もあるだろう。
ところが、この本に取り上げた人たちは、普通ではない芸人ばかりだ。副題に「突飛」と付けた由縁だろう。
『オール讀物』の連載は25年前だから、バブルの真っ最中。ここから、メジャーになった人も、亡くなった方もいるが、全てが懐かしい。可朝、梅橋のめちゃくちゃさ、ショパン猪狩のスネークショー、敏江・玲二のどつき漫才、もう一度見てみたい。

2011年4月6日水曜日

上野の桜

今年で62回目になる『上野公園桜まつり』は中止となったが、天気が良くて暖かくなったら桜は咲く。
上野駅横の桜もきれいに咲いている。この時期、歩いていると桜が街路樹として至る所で利用されているのがよく判る。
花見をしながらぶらぶら歩き、「てんや」で、桜えびのかき揚げに誘われて季節物の『桜天丼』をたべる。天丼におろしはよく合うね。ビンチョウマグロはもう一息、スナップエンドウは旨かった。昔良く食べたかき揚げ丼はもうないのかな?

2011年4月5日火曜日

古今亭菊千代噺家です

今では多くの女性の講釈師がいるけれど、落語家は少ない。菊千代は三遊亭歌る多とともに、落語協会での初めての真打、これが1993年。昇進の時にはわざわざ「女真打」という階級を作ったのだから、大変なことだったのだろう。大好きな柳亭市馬も同じ年の真打昇進だ。
初めての女弟子だから、師匠の円菊も厳しくしつけたのだろうが、修行の厳しさはサラッと書かれているだけ。女前座の苦労や辛さをはっきり書けば迫力もあるし、物語としても面白かっただろうが、食い足りない、面白くない。
落語家の本を読んで、やっぱり談志はすごい。と感じた次第。弟子の本も面白いからね。
朝鮮語落語もやってるらしいけど、どうなんだろう。談志百席34集で家元は外国語英語を全く否定しているが。 定価1,300円/860円なら買うかな?

2011年4月4日月曜日

小鶴 くろ

最初に飲んだ焼酎は30年以上前メローコズルエクセレンス。ブランデーのようなボトルで品格があった。当時小田急デパートでしか売っていなかったと記憶している。
その後鹿児島を旅行して、コズルが小鶴酒造と知ったときにはびっくりした。緑のラベルの「さつま小鶴」ファン、普段飲むにはちょうどいい。
これは黒麹つくり。 どっしりとした味わいがあってこれもまたうまい。 

2011年4月3日日曜日

北小金の「やまのて」 は、ハーレー乗り

クラブハーレーの去年の11月号の特集は「タンデム」。 夫婦ふたりでアメリカ縦断タンデムライドをしたというご夫婦の店は常磐線沿線。夜に訪問。
ミルウォーキーからロサンゼルスまでハーレーでの縦断、その時はご主人62歳、それでも最年少の参加者だったそう。写真を見せていただくが、ハーレーミュジアムやアマリロ、フォーコナーズなど、我々の行ったところもたくさんあり、懐かしいところも多い。
店は、北小金駅目の前、綺麗な内装。ランチでもはやってそうな感じである。
白子に切干のお通しで、いい店ということを実感。ウマそうなものを見つくろって食べる。 メヒカリの唐揚げ、鯛のかぶと煮が旨い。ホロホロと砕けるように仕上げていながら、濃い味付けになっていない。

飲んで、食べて、ハーレーでも盛り上がり、大満足。

2011年4月2日土曜日

南アルプス遠望ツー (山口温泉と美味小家)

ちょっと雲が多いけれど、山梨は晴れの予想、南アルプス遠望のツーに中央高速に出かける。 
長野は曇りの見込みだから諏訪からの北アは見えないと考えて甲府まで。立ち寄り先を古いツーリングマップの書き込みから、ヌルヌル温泉の『山口温泉』とトンカツの名店『美味小家』と決める。
温泉は住宅地の真ん中、20号バイパスのすぐ裏。狭い路地沿いで分かりにい。普通の民家のよう、車もないから休業と思って、一旦は通り過ぎる。
果たして、ただ一人の客。内湯と露天風呂があるが、湯量は豊富、浴槽の外にどんどん流れるに任せられている。加熱していない湯はぬるくて、アワアワでヌルヌル。『新菊島温泉』には劣るものの、十分ヌルヌルでひんやりも同じ。今日は少し寒いから30分以上もじっと浸かっていたがこの間お客はひとりもなし。じっくり使ったから毛穴から温泉成分が染み込んだ感がある。漬かっている間は冷たかったが、じんわりと汗がでて、服を着たらポカポカ、不思議な温泉だ。
温泉の後はトンカツ。湯村の『美味小家』までは15分。道も調べずナビに頼ったのは初めてだったけれど、表示に慣れると、らくちんで間違いもなし。ナビ通り行ってジャリの駐車場の止めたら、店の前にもバイクを止められるスペースがあった。
店は小さく看板も目立たないから、ちょっとうろうろ。
銘柄豚を揃えている店だから、メニューには「高座豚」「金華豚」「梅山豚」「イベリコ豚」などいろいろ。悩んだ挙句に「アグー豚」を注文。ソースはダメ、時間がかかると念押しされて、じっと待つ。と、待つ価値のあるだけのうまさ。旨みがジュワーと溢れて脂も味が濃い。塩胡椒だけで十分でソースなどかけたら旨みが消えてしまう。ビールを飲みながら銘柄豚の食べ比べというのがよさそうだ、再訪の価値大。

走行距離 313km

2011年4月1日金曜日

カウント19

金原はマイナープロレスで20年、仲間では頼りにされていても、40を超え引退も時間の問題のヒール。チームも金原と同様、経営は危機的だ。
ヒーローの引き立て役の端役レスラーは、それでも淡々と仕事をこなすが、一回りも下の明美との関係、疎遠となった弟、と私生活にも問題を抱えている。
弾みを付けるはずであった、業界ナンバーワンと東京ドームでの試合が、暴露紙記事のもみ消し、多額の負債と社長の自殺から、因縁の復讐戦へとつながっていく。明美と別れ、弟との修復と人生にケリをつけて、殺されるかも知れないという因縁試合望む。
たっぷり金原に感情移入して、耐えに耐えて最後に逆転というプロレスの定石を楽しめる。 かっこいいぞ、金原!